MGN-3・レンチンプラス1000



質疑応答
たまたま高校の同級生から学年同窓会のメーリングリストに寄せられた質問と、それに対する攝ちゃんの回答です。

質問MGN-3・レンチンプラス1000について
私は昨年より太陽電池の工場を米国のピッツバーグと言うところに建設するためずっと出張しています。たまに帰国しますが,今年の夏くらいまではおそらくここにいます。(熊本にも2年前に帰ったきりです)
さて質問の件ですが,米国もガンを患っている人が多く,今一緒に仕事をしている方のお父さんも肺ガンを患っているそうです。本日 ある薬が紹介されている本を持ってきました。良くある話しですが,人の弱みに付け込んで高額な薬を買わされるケースがこちらでも多いようです。たまたまその薬は日本からの輸入品なため,私にどんな物なのか質問されました。私にはその方面の知識が全くないのでどなたか適切なアドバイスを求めています。質問の主旨は
1. そのレポートではガンの治療薬としてMGN-3という成分を紹介しています。治療例もいくつか挙げられています。このことは事実(と簡単に言えないかもしれませんが)または信憑性のある話しでしょうか。
2. その成分は玄米?(rice bran)や椎茸に含まれているそうですが,どんな物でしょうか。
3. 米国への唯一の輸出会社がDaiwa Pharmaceutical Co. of Tokyo(大和薬剤?)という会社だそうですが,どうなんでしょうか?インチキっぽいですか?(関係者がいたら申し訳ありません。)
4. Dr. Mamdooh Ghoneumという博士が推奨していますが,権威ある人でしょうか。 
5. 要するに,この薬を購入する価値があるのが,だまされるのか,害があるのか?知りたいです。実際にはその患者の状態も分からずになかなか適切なアドバイスも難しいかも知れませんが,宜しくお願いします。



回答
薬局のおばちゃんの福田です。
お尋ねの件2と3から。
MGN-3という健康食品はアメリカ国内でのみ製造販売されています。

 レンチンプラス1000  (30包 18,000円) 
 大和薬品株式会社
 〒154−0024  東京都世田谷区三軒茶屋1−16−19
              TEL  03-3422-5399
                        フリーダイヤル  0120-797-867

というのが日本での販売名です。アメリカへの唯一の輸出会社です。日本では米ぬかアラビノキシラン加工食品として分類されています。

米ぬか由来のヘミセルロースに、食用きのこから分離された炭水化物分解酵素を作用させて、生物学的に修飾した多糖集合体です。米ぬかアラビノキシラン、ヘミセルロースをはじめとした多糖類、多糖たんぱく質を含んでいます。
お尋ねの1ですが、日本では治療薬ではなく健康食品になります。これは日本とアメリカのちがいというかFDAが日本では厚生省と農林省(今の名前がでてこん)に分かれているからというべきでしょうか。ガン治療においては、カテゴリー1/免疫賦活作用を発揮する食品にわけられています。これを摂取すると、インターロイキン12とインターフェロン・ガンマというサイトカイン(免疫生理活性物質)の働きが強まる結果、免疫力が回復及び増強します。ガン治療の患者さんの30%に著効例が見られ半数以上において有効との症例もあります。きかんというわけではないです。
お尋ねの4ですが健康食品の文献にはよく出てくる人です。
お尋ねの5ですが効果のある人とないひとがいます。それは免疫力活性化食品を摂っても腸で吸収されず、血液で必要な場所に運ばれなければ、それらの有効成分は働きようがないからです。まず乳酸菌、ビフィズス菌、オリゴ糖等をとって腸内環境を良くし、青汁、ウコン、黒酢、ローヤルゼリー,SOD様エキス等で血流を改善したあと、免疫活性化食品をとられることをお勧めします。MGN−3以外にプロポリス、AHCC,アガリクス、キチンキトサン、Dフラクションなどいろいろありますので、比べられてご検討されることが良いのではないでしょうか。

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