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キチン・キトサン
キチンキトサンには、抗コレステロール作用、血圧低下作用、抗がん作用(がん転移抑制作用)などがあることが確かめられています。
東北薬科大学は、マウスなどの小動物を使った実験において 「体重1Kgあたり0.01mg という微量投与でも、癌細胞の転移阻止が見られ、脾臓リンパ球 T細胞の活性化が確認された」 と報告しています。キチン・キトサンが免疫賦活作用を有していることは否定できません。
 キチン質の分子構造には、α、β、γの3種類がありこれらから科学的に誘導されるキトサンにも分子構造の違いが生じます。自然界に最も多く存在しているキチン質はかにやえびなどの甲羅に含まれるα型であり、わずかしか存在しないのはマイカなどの軟骨に含まれるβ型です。γ型はα型とβ型の混合型でありイカの胃の中に検出される程度の少量しか存在していません。これまで活用されてきたキチン・キトサンはほとんどがα型キチン質を素材としたものでした。ところが近年の研究の結果、より薬理的活性度が高いキチン・キトサンはβ型キチン質から誘導されるものだということがわかっています。
 なおキチン・キトサンは自然界にはまれにしか存在しない陽イオン性の物質だといいます。陽イオン性物質とは、すなわち抗酸化作用を有する物質です。つまりがん発症の温床を作る活性酸素を除去します。代表的な抗酸化食品は、ビタミンCです。
以上です。

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