講演会  講演会に参加された方達の感想



子どもたちも目を輝かせて聞いてくれます
子どもたちも目を輝かせて聞いてくれます

手に”ありがとう”と私はまだ言ったことはありません。いつも、手があることが当たり前で、感謝などしたことはなかったです。けれど、すごくよくできてるなとはいつも思っていました。赤ちゃんを見ると、ちっちゃいけれど手にも足にも五本ずつ指があって動いています。これを見ては、いつも思っていました。今日の講演を聞いて考えてみました。今日、私は手を使ってごはんを食べ、学校へ行く途中、信号のボタンを押して、ペンを持って字を書き、家庭科の授業で手ばっかり使いました。足で歩いて、手で塩をはかったり、包丁を持って野菜を切ったりしました。こんなに酷使しているのに、一度もお礼を言ったことがないことを気づいてがっくりきました。本当に、今の私にとって何でもできる魔法の手です。宝物だと気付きました。

 私は大野先生のように強い心の持ち主ではないので、今、この魔法の手を失ったらどうなってしまうのか心配です。先生でも”両ヒジがついていて良かった”と思うことができるのに結構時間がかかったとおっしゃったので、私は一生立ち直ることができないで死んでしまうのではないかと不安です。でも、今、手が大事だということが分かって幸せです。私が今までと同じ暮らしをしていたのなら、いつまでたっても気付くことはなかったのかもしれません。

 事故によってではなく、大野先生の講演によって知ることができたのをうれしく思います。また、事故というのは、いつ自分の身に起こるかが分からないので、注意を今まで以上に払いたいと思います。先生がケガをされたときの”自分より家族の方がつらい”という言葉は本当にそうだと思いました。私のことは自分が一番わかっているという気がするのですが、父や母の方がもっと私を心配してくれて、それはよく分かります。父や母だけでなくおじいちゃんやおばあちゃんも兄弟も、時にはちょっと重たいかなと思うほど心配してくれます。とってもありがたいことだと思います。これをしっかり受けとめられるようになったら、ステキな人になれて、ステキな人と出会えるのかなと思いました。まだ、もって時間がかかりそうです。

 両親、おじいちゃん、おばあちゃん、兄弟のありがたさは離れてみたら、痛いほど心にしみるのだろうと思います。その時を待ってていいのかなと思っていましたけれど、今日から少しずつ受けとめたいと思います。後悔はどうしてもしたくないと思っています。

 今日の大野先生の言葉を心にとめておいて、もし忘れてしまったのなら引き出しから探し、もう一度思い出します。どうもありがとうございました。

(高校3年生・女性)

私には手もある足もある目もみえる口も動く。全てあるのがあたり前になっていた。今日の講演会の中で自分の手が宝物だったというのを聞いて私は、自分の手をじーっと見つめてしまった。5本、指があって、つめがあって、物がつかめて…。この手がなくなってしまったら、字もかけない、はしもにぎれない、かゆい所もかけない。そのような生活を私は今まで一度も考えたことがなかった。そのようになっても大野先生はにこにこしている。ちょっとした冗談をまじえながら私たちに、自分のつらかったことを話してくださる。私はどうしてそのように強くなれるのかと思った。

 そしてわかったのが、先生が何度も話された家族がいたからだろうと思った。今日改めて家族の大切さ、特に両親への感謝の気持ちを感じた。今日、先生は失って見えてきたものの大切さを、失っていない私たちに教えてくださった。本当に、本当に言葉では言い表せないほどのものを私にくださった。こんなに強い感動、感激を今までの講演で味わっただろうか。本当に、大野先生の講演を聞くことができてよかった。

(高校3年生・女性)

ヒジにラケットをくくり付けて、小学生と卓球
ヒジにラケットをくくり付けて、小学生と卓球

今日の「天使とオニババ」、大野先生の講演、最高でした。手を失った事で、気づいた事、今までと違った人生を手に入れられ、気づかされた本物の豊かさ、優しさを教えて頂きました。頭を人に下げる事ができなかった大野先生。私自身も自分が気づいて子育て、家族のために今日のお話を忘れずに、自分自身が変わらなければならないと思いました。ニコニコ笑顔、ありがとうの感謝を忘れない、神さまからの贈りもの、本当に素晴らしい講演内容で、ありがとうございました。

(母親)

最近、自分が楽しかったり嬉しかったりして笑う事は、たくさんあったけれども、子供とか主人に向けての笑顔は全くといっていい程なかったかもしれない。いつもは眠たくなってしまう講演会が、こんなに楽しく、心にしみたのは初めてです。気づかせていただきありがとうございました。

(母親)

非常に心あたたまる話しをありがとうございました。自分自身、反省することがたくさんあり、でも私も少しはやさしいぞ、日々少しは、いやたくさんいろんなことに感謝しているぞ、と思いながら聞いていました。何でも前向きに生きる、考えるというのを心がけながらいるつもりです。これからもそれを心がけるつもりです。感謝とやさしさを忘れないように。

(母親)



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