France ジャンゴの旅
このたび(2001年)、フランスで毎年6月最後の週末に開催されている ジャンゴ・ラインハルト メモリアル
ジャズ フェスティバルに行くことができました。
ジャンゴ・ラインハルトについてはご存知の方も多いと思いますが一応説明させていただきます。ジャンゴは1910年ベルギーのジプシー芸人の子として生まれました。パリの近郊で育ち、幼少の頃からバイオリン、
ギター、バンジョーの演奏を学びました。1928年、すでにプロとなっていましたが、キャラバン(ジプシーの家である、馬車)の火事で大ヤケドをし、弦を押さえる左手の小指と薬指が全く動かなくなりました。しかし、
そのハンディを克服し、ギタリストとして復帰後、当時アメリカから入ってきたスイングジャズを演奏するようになりました。その後、バイオリンのステファン・グラッペリと双頭コンボ フランス・ホット・クラブを組み、成功を治め、その他にも多くのセッションをし、音源を残しています。もしジャンゴのギターを聞いたことがない人は一度聞いてみて下さい。これが、左手の指2本が使えない人の演奏だろうか、と驚くことでしょう。そして超絶テクニックと哀愁を帯びた音色、アドリブの美しさにまいってしまうでしょう。1953年ジャンゴはパリ近郊の
サモアというところで、病気で亡くなりました。享年43歳。その後の時代のジャズギタリストの多くがジャンゴに敬意を持っています。
このコンサートはジャンゴが晩年住んでいたサモアで行われます。ヨーロッパの各地からジャンゴファン
ジプシージャズファンが集まります。またジプシーも多く集まり、彼らの英雄ジャンゴのメモリアル
フェスティバルを楽しみます。
ではジャンゴの旅、見てやってください。
1〜4はパリの風景、5,6はコンサート1日目、7,8は2日目、9,10は3日目、11はまとめ です。
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かなり容量が大きいですが、あしからず。