代替医療をすっきりまとめた本は、私(福田攝さん)が知る限りにおいてはないようです。
日本代替医療学会(会長・水上稔金沢大医学部教授)では代替医療を、 『現代西洋医学領域において、科学的未検証及び臨床未応用の医学・医療体系の総称』 と定義しています。 具体的には、
中国医学(中薬療法、鍼灸、指圧、気功) インド医学(ヨガ) 免疫療法(リンパ球療法など) 薬効食品・健康食品(抗酸化食品群、免疫賦活食品、各種予防・補助食品など) ハーブ療法 アロマセラピー ビタミン療法 食事療法 精神・心理療法 温泉療法 等すべてが代替医療に包含されています。 アメリカにおいては、1992年N I H(米国国立衛生研究所)内において世界的な最先端医学研究施設のひとつとして O A M
(代替医療局)を設立しました。全米の医学校125校のうち40校で代替医学の講座が開かれています。日本には残念ながら代替医療に取り組む政府機関や大学はなくこの分野では欧米に比べて遅れていると見る向きもあります。受け入れがたいと思っている医師もまた多いのが実情です。
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代替医療は病気に「効く」の? | |
代替医療は、医薬品や医療行為ではありませんから、「効く」という表現を使うと薬事法違反になります。
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